せっかく秦野に住んでるんだしね。
もともと登山なんて1ミリも興味はなかったのですが、
ランニングというかウォーキングというか散歩は好きなんですよ。
んで、そのモチベの源流は主に3点で、・痩せたい ・体力付けたい ・歌を歌いたい です。
主に3点目を満たすため、深夜に、民家のない山というか林というか、みたいなところに繰り出すことは多かったです。
そういうところに行ってはアイプラの楽曲歌ってました。
その時に塔ノ岳の大倉尾根ルート入口も、鍋割山ルート入口も入って散歩したことはあったんですよ。
もちろんそこが登山道入口だなんて思ってもいませんでしたが。
深夜に半袖半ズボンでスマホのライト1本で入っては、
「これ散歩の域を超えているのでは…?」という本能の警鐘に従って引き返しました。
正解でしたね。
そんなこんな()で真面目に登りたくなったので、
今週登ってきました。
筆者のポテンシャルは以下です。
・20代後半
・高校まではスポーツしてた
・大学から現在まで一切スポーツしてないでデブ化が著しい
・登山知識ゼロ
つまるところ平均的な登山初心者です。
一応要所のタイムは測ってたのでガチ初心者の方が
何かの間違いでここに辿り着いていたら参考にしてください。
(私が下調べで使用したサイトの方がわかりやすく丁寧です)
https://syumatsu-yama.net/blog/15121478.html
ルートについて
登り:大倉尾根ルート
下り:鍋割山経由ルート
(わかりづらいですが、黒く線を引きました
この図自体はすごくわかりやすくて素晴らしいと思います)
出発 大倉入口 9:51
ここまでも家から歩きです。
正直ここまでは散歩でしょっちゅう来てましたので、庭です。
下調べで平均往復距離3時間半(※後述)とあったため、日没まで2倍の7時間は確保しておきたかったのですが、
結構出発が遅くなってしまいました。
それで少し焦っていたのと、深夜と違い日が差していたからだと思いますが、
出発時点でかなり消耗が激しくて少し不安になってました。
通過 見晴茶屋 10:31
寂れてておそらく空くことはなさそうなとこでした。
もうだいぶしんどい。
ていうか下山の方が多くてびびった。みんな出発も行程も早すぎー。
そして何よりリュックがかなり邪魔。
身軽な散歩基準なのが悪いのですが…。
通過 駒止茶屋 11:04
しんどくて全てが恨めしいターン。
ルート上にあるNo付きの看板、現在位置を救助隊に分かりやすくするためにあることは百も承知なんだけど、
「No.0から数字が増えていっても最後がわからん以上進度の参考になんねえよ!」
とキレるくらい恨めしい。
俺の奏多
通過 堀山の家 11:28
相変わらず開店している様子はありませんでしたが、
椅子机などが割と揃っており、
休憩中の方は結構いました。
じいさんばあさんのお会話が聞こえてくるなか素通り。
この頃はちょっとしんどいのに慣れてきて、
周りに人がいなければ歌いながら歩いたりしてました。
いろいろ調べ返してみると、駒止〜堀山間はほぼ登ってないみたいですね。
絵で描いたような現実感のない植物をパシャリ
今回の登山史上1番心が折れたシーン
休憩 花立山荘 12:13
木の階段地獄に心が折れていたところだったのですが、
急に前が開けてきて、「遂に山頂か…!?」と期待し12割ダッシュで階段を登った先に
はただの休憩所がありました。
心が折れてベンチにダイブしました。
その明らかな初心者ムーブを見たからか、そこらへんに座ってるおばさまに
「お疲れ様」や「行ってらっしゃい」を言われました。
いや誰だよ。(さんきゅー)
(金冷シ記録してない)
この前らへんまでは、なだらかな坂、又は明らかに作り込まれた木の階段を永遠に登っていたため、
「これが、登山…?」と頭を捻らせていましたが、
山頂が近づくと石を削って何とか作り出したような急すぎる石段や、
狭of狭の尾根一本道などが出現し、
「これが、登山…!」となってました。
塔ノ岳山頂 12:55
500mlペットボトルを道中の半分ほどで飲み干してしまっていたので
三ツ矢サイダーを購入しました。キンキンに冷えているわけではなかったですが、
空腹と、もろもろの体験で大変美味に感じられました。
10分ほど滞在後出発。
おっきな川だなあと思ったら全部砂利っぽくて「???」となったのでパシャリ
鍋割山山頂 13:56
大丸〜小丸〜鍋割山間は、
同じ標高の山を縦走してる感がすごく楽しかったです。
ただ、塔ノ岳山頂に比べると鍋割山山頂は少し味気なかったです…笑
ここから超急勾配でした。
下りで良かった…。
通過 後沢乗越 14:39
二手に別れてました。
引き続き尾根を下るルートの方は
かなり危険らしく看板でも“引き返す勇気が大切”ってあってビビり散らかしてました。
ここからは尾根伝いを卒業し、
明らかに先人が切り開いた道を下って谷へ降りていきます。
通過 二俣 14:59
谷に向かっているだけあって
川と隣り合わせのルートだったので楽しかったです。
鍋割山登山口 15:42
下りの後半は一生林道(砂利orアスファルト)を歩き続けました。
「これが、登山…?」とまた頭を捻らせました。
登りと下りは本当に全然違う筋肉使うんだなっていうのが1番の感想で、
登りは死にそうになってましたが、下りはその疲れがほとんど影響ありませんでしたね。
前述した下調べサイトで「3時間半で登り切れば」の文言を“3時間半で往復できれば”と勘違いしていました。
そんな中で私は3時間でやっと登り切り、そこから2時間半かけて下るのにかかったため
「ああ、やっぱり自分はもはや平均未満の体力しかないんだな…」と悲しくなっていました。
ただ、今回ブログを書くため前述サイトを見返すと標準タイムは切れているようで少し安心しているところです笑
まだ秦野から脱出するのには1ヶ月はかかるので、どこかでヤビツ峠からの塔ノ岳、そしてできれば丹沢山山頂も目指したいところです。
あかん、登山楽しいやん笑