りすのれんのきっちりやるブログ

アイカツスターズ 84話 感想

【夢は一緒に】

脚本:森江美咲

作画監督:三橋桜子

あらすじ:きららのお願いにより、ゆめの後押しもありあこはきららとキラキラユニットカップに出ることになる。予選を1位で突破し、決勝に進出する。一方、きららはエルザに誘いを断られ、いっぱい頑張ってもエルザに振り向いてもらえず落ち込んでいた。エルザに執着するきららを見てもやもやしていたあこだったが、ゆめの助言により、素直な気持ちをきららに伝え、無事優勝し、きららも自分を見てくれるファンのためにという思いを知る。

 

感想

これまたユニット、こちら側の言語でいうカップリング要素のとても強い素晴らしい回でしたね~。

ひたすらにきらあこ。

作画の強さも相まってありえんよさでしたね。

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でも私がそれ以上にこの回で感じたのは、二人の人物の成長です。

一人目はもちろんあこちゃん

 

17話、本気のスイッチにて

かなた「あのさ、お前なんのためにアイドルやってんの?」

1年目のあこちゃんはこんなことを言われてました。それくらいアイドルとしてもブレていたあこちゃん。まぁ今でも、女優業に専念するとか言いながら押し切られてユニットカップ出てる辺りブレてる気もしますがそれはまた違いますよね笑

ちなみにあこちゃんはこれを言われて直接何かを学んだわけではなく、その後ゆめちゃんがいろいろ書き込んでいた台本を読んで気づかされてました。

 

17話見直してたんですけど、あこちゃんがゆめちゃんに対して「あの子」呼ばわりしてて逆に新鮮でした。笑

 

「すばるきゅんに憧れて、見てほしくて、でもきっと、それだけじゃダメなんですわ」

この言葉が成長を現してると思います。肝心のそれだけじゃない何かはゆめちゃんに先に言われてしまいましたが、あこちゃんはきっとわかっていたでしょう。

 

そしてそのことをきららに伝え、くみ取ってもらうことができました。

去年は教えられる立場だったのが、もう教える立場になっています。。。

エモ。

 

このことに関しては脚本家の山口宏さんもtwitterで呟いてました。

 

二人目ゆめちゃん

ゆめちゃんに関してはひさしぶりのひめ先輩との関わりや、アリアとの絡みでこれでもかってくらい明示されてきてはいますが、ここでも過去話と対比されてる部分があると感じたので。

 

あこちゃんの「腹が立ちますの!」

聴いたことあるとは思いませんでした?

そう、32話、進め!ゆずこしょう!です。

「今日のあなたは更にイライラしますわ!」

「腹が立つからに決まってるでしょう!?」

この世界でこんなこと面と向かって言える子はあこちゃんくらいのもんですよ。

ゆめちゃんに向けてのそれと、きららに向けてのそれは重みが全く違いますが。

 

これらはまたステージ失敗しちゃうかもってずっとウジウジしてたゆめちゃんにかけた言葉です。

明確な言葉にはできませんでしたが、あこちゃんはゆめちゃんに「らしくない」と伝えたかったのです。

 

しかし、今回は立場が逆転しており、諭す側がゆめちゃん、諭される側があこちゃんになってました。

それは本当に成長したことになるのか?その答えはゆめちゃんの言葉から分かります。

「でも今回ばっかりは、いつもあまのじゃくなあこちゃんが素直になることを期待します」

 

「らしくないことを気づかせる」ことから、「いつもと違う道を示す」という変化があります。

いつもと同じ、でも打開策が見つからない状態に道を示せるまで成長してるゆめちゃん。もはやちゃん付けじゃなくて姉さんですかね。

 

気になって脚本調べたんですけど、成田良美さんでした。でも、31話が今話の脚本でもある森江さんだったんですよね。

31話も32話もテーマは同じ”秋フェス、3人ユニット”なので実質31話と32話は同じ話だし、つまり脚本は同じ(???)。

 

そう、3人ユニットがテーマなのもまた対比があってあれなんだよな。

 

あこちゃんの成長にはゆめちゃんがいつも関わってる。

もうひとつ言うと、ゆめちゃんはもう成長してる。誤解を恐れないで言うと成長してしまっている。いつのまにかみんなの先輩。

別に私は急に成長したなーという違和感を特に感じたわけではないのでストーリーの中で確実に成長してるんだなーって感動してます。

 

 他に思ったのが、今回のゆめちゃん、きららとあこというカップリングの分岐点に現れては道を示す、神様みたいな立ち位置でしたね。

よく子供向けアニメで見る気がする。

今ぱっと浮かんだのは、プリアラ3話で急に出てきたまりこさん。

 

長くなった。。。

ヴィーナスアーク勢たちについても思うところはあったけど、今回のスポットライトじゃないし担当回にまた、、、

 

てなわけで以上、感想でした。